奄美大島(1)

2010年7月10日から18日にかけて、鹿児島県の奄美大島に行ってきました。

奄美大島にいくきっかけとなたのは、去年、カヤックで瀬戸内海を縦断するツアーに参加した際に知り合ったIさんに、「カヤックするのにオススメのフィールドを教えてください」と聞いたら、迷わず、「奄美大島」という答えが返ってきたことです。だったらいってみるしかないですよね。いきますよ〜

奄美大島には羽田と伊丹から直行便が飛んでいますが、やはり7月になると夏休み価格になってしまうようで、少しでも節約するため、伊丹から鹿児島に飛び、鹿児島からフェリーにのることにしました。それでも片道2万円ほどかかります。(ちなみに9月1日にスカイマークが鹿児島〜奄美線を開設するそうです。)

今回は自転車を持っていったので、鹿児島空港から奄美行きのフェリーが発着する鹿児島新港まで、自転車で走るつもりだったのですが、鹿児島上空は厚い雲に覆われ、飛行機が下降していくと地上は大雨。仕方なく、リムジンバスに自転車を積んでもらって鹿児島市内に向かいました。そして百貨店の山形屋の前から新港へ、レインウェアに身を包んで自転車をこぎました。いきなり雨のスタートです。。。

フェリーは鹿児島を18:00発。新港近くのコンビニで夕食やビールを買って船に乗り込み、特にすることもないので、コンビニで買ったオニギリを食べて、シャワーを浴びて寝ました。そういえば自衛隊の人がたくさん乗ってて、シャワーのあたりは迷彩服であふれていました。

翌朝5:00に奄美大島の名瀬港に到着。悪天を覚悟していたのですが、見事な晴天。いや、あたりはまだ真っ暗なので、晴天になりそうな気配でした。自転車でしばらくうろうろして、その後、ジョイフルというファミレスで朝食。この日はIさんに紹介してもらったあまみ屋さんのツアー(金作原の散歩+住用のマングローブでのカヤック)に参加する予定だったので、10時ごろまで時間をつぶしました。ファミレスの朝食は安くて、ドリンクバーまでついていて、利用価値大です。



名瀬近く、カヤックで意味に漕ぎだす人を見つけた。朝日を見るのだろうか?最高だろうな〜


ダイエーで飲み物を買って、宿泊先のたつや旅館に自転車を置かせてもらって、あまみ屋のひろぞうさんと合流。奄美について早々、その先が不安になるぐらい充実した1日の始まりです。今年の奄美は梅雨明けが異常に(!)遅かったらしく(平年より3週間遅れ?)、僕らが到着する前日までずっと雨や曇り続きだったようです。それを考えると、自分たちの限られた運をいきなり使い果たしていいのか?と思ってしまうほどの晴天に恵まれました。名瀬市街を出発し、途中、大浜海岸に立ち寄って、そのまま原生林やヘゴの林で知られる金作原へ。



ヒカゲヘゴの群落。太陽の光を求めて上へ上へと伸びるのか、かなりの高さに驚きました。


森のなかを未舗装の林道がくねくねと続いています。林道を外れるとハブがいるので要注意。 ひろぞうさんの色々な説明を聞きながら林道を歩きます。奄美では歴史的に、人は海沿いの限られた狭い平地に住み、山のなかに住むということはほとんどなかったそうです。したがって、奄美の人には、山や森は人間のものではなく、森に息づく種々の生命の許しを得て、森に入らせていただくもの、という意識があるそうです。シンプルだけど、重要なことですよね。

金作原を後にして、住用のマングローブへ。途中、ラーメン屋で昼食をとりましたが、うまい!どういうわけか、奄美はラーメン屋が多く、結果、名店が多いようです。住用には、川の河口周辺に広大なマングローブがあり、カヤックマングローブの間を縫うように進んでいくことができます。マングローブのトンネルのような、狭いところに入っていくのってなんだか楽しいですよね。



満潮時間に近かったため、かなり細い水路にまで入っていくことができました。


ということで、まだ奄美に着いて1日目までしか書いていませんが、長くなりそうなので第1弾としてはここらへんで。あまみ屋のひろぞうさんにはここでは書ききれないぐらい、どっぷりとお世話になりました。本当にありがとうございました。


(つづく)